茨木シニアカレッジ「いこいこ未来塾」は、茨木市の支援により、 茨木市長を塾長に、実行委員会が組成され、平成20年9月に開講いたしました。
以後、多くのシニア世代が集い、相互に意欲を高め、自らの可能性、自己実現、 「いきがい」「やりがい」を感じ、仲間と出会うことのできる場として、 講座運営は9年に及ぶとともに、修了生も延べ700人以上にのぼっております。
この間、修了生を中心に「カレッジ・アドバイザー」(CA)制度が組織されたほか、 同窓会組織として、「楽悠くらぶ」が結成されました。 また、シニアカレッジ事務局を設置し、円滑な講座運営に努めるとともに、 行政との「協働」を着実に進めてまいりました。
こうした経緯を踏まえて、実行委員会のメンバーが中心となって、 平成22年度には、特定非営利活動法人(NPO法人)に組織化するとともに、 平成23年度から茨木市から業務委託を受けて、カレッジ運営に携わっております。 また、平成25年度には、修了生の有志が中心となって、 街かどデイハウス事業を立ち上げるなど、地域活動の担い手が育ってきております。
さらに、茨木市の高齢者施策の再構築に伴い、 高齢者活動支援センターシニアプラザいばらきの開設がされたことから、 市内高齢者団体とともに、共同事業体「シニアネットワークいばらき」を結成し、 当該施設の指定管理者に応募し、選定の結果、受託することができました。
茨木シニアカレッジでは、シニアプラザいばらきに事務局を移すとともに、 これまで市内公共施設で実施していた講座を集約し、 シニアプラザいばらきで、一部の講座を除いて、 ほとんどの講座を実施することになりました。
今後は、従来の高齢者向け生涯学習講座を提供するとともに、 地域活動の中核となるべき人材を養成し、 元気な高齢者が支援を要する高齢者を支えあう地域づくりに、 貢献していく所存です。
受講生の募集は、毎年3月に開始する予定です。 地域社会の重要な一員として、 笑顔と生きがいを持って活動できる「自己実現のステージ」として、 茨木シニアカレッジを受講していただくことを、 心よりお待ちしております。
特定非営利活動法人(NPO法人) 茨木シニアカレッジ
理事長 舩本 幸二